今回は西郷隆盛像の歴史と謎についてのお話です。
上野のシンボルで知られる西郷隆盛像ですが、隆盛の旧友らにより明治26年(1625)起工、明治31年(1898)に建立されました。
高さ約3.7m、胸囲約2.6m、重さ約9tと近くで見るとかなり大きいです。あまり知られていませんが、連れている犬は後藤貞行作で、犬の名前は「ツン」というそうです。
心なしか僕に似ていますね(^o^)
頭部が大きく不格好のように見えています。これは像の足元から見上げた場合、遠近法で適正に見えるよう計算されているためで、実際の西郷の体付きがこうであった訳ではありません^^;
へぇ~、勘違いしてました^^;
これはそこそこ知られた話ですが、西郷さんは写真に撮られることが嫌いで生前の写真が一枚も残っていません。イタリア人画家のキヨッソーネが弟の西郷従道と従兄弟の大山巌を元にコンテ画を作成し、銅像が造られました。
目の前にはグリーンパークがあり、夜の西郷像もオススメですよー
1898年(明治31年)の除幕式の際に招かれた西郷夫人糸子は「宿んしはこげんなお人じゃなかったこてえ(うちの主人はこんなお人じゃなかったですよ)」と腰を抜かし、また「浴衣姿で散歩なんてしなかった」といった意の言葉(薩摩弁)を漏らしたといいます。
ところがこれは間違いのようだと言われています。それの理由をまとめてみました。
①糸子夫人は顔のことではなく、服装のことを言っていたと解釈できる。
②同じ除幕式に来ていた、本人をよく知っている勝海舟は似ていないとは一言も言っていない。
③キヨッソーネがスケッチしたものを知り合いに見せて回っていたが、指摘がないと思われ修正もしていない。
あくまで僕の推測もあるので、ご了承ください。
真相は明らかにされていませんが、こういった歴史の背景を知っておくと、観光は何倍も楽しめますね!
上野公園内には、他にも像やモニュメントがあるので、今後ナビゲーションして行きたいと思います(⌒∇⌒)ノ
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